新庄剛志新監督が就任し、ユニフォームも一新したファイターズが2月1日(火)、春季キャンプをスタートし、1軍は沖縄県名護市のタピックスタジアム名護、ファームは同国頭村のかいぎんスタジアム国頭で練習を行いました。「全選手が横一線の状態」と常々、話していた新庄監督はまずファームキャンプを訪問し、選手たちの動きをチェックしました。走塁練習では、新庄監督が見本を示して選手たちにポイントを伝達。多くの選手に声をかけてまわったり、自らグラウンド整備をしたりするなど、監督として初めて迎える春季キャンプを充実した様子で過ごしていました。ファームで調整する清宮幸太郎選手は新庄監督から「楽しんでやって」と声をかけられたと言い、「自分が今やれることをしっかりやるというか、できることをしっかりやっていこうと思います」と力強く話しました。
練習を見終えた新庄監督は「せっかく練習をやっているのにもったいない。練習のための練習になっている。練習を試合のようにやってほしいね」と選手たちへ熱くメッセージを送りました。
名護の1軍キャンプは2班に分かれて練習。晴天に恵まれた暖かな気候のもと、選手たちは個別にテーマをもって汗を流していました。ルーキーで1軍キャンプに名を連ねた水野達稀選手と上川畑大悟選手は軽快な動きでノックの打球をさばくなど、はつらつとした動きを見せていました。
新たな装いで今季の第一歩を踏み出した選手たち。春季キャンプは2年ぶりの有観客開催となり、名護も国頭も球場を訪れたファンたちは新生ファイターズへ熱い視線を注いでいました。新庄監督自ら考案した「ファンは宝物」のスローガンの通り、勝利とプレーでファンに喜びを届けるべく、密度の濃い練習を重ねてレベルアップを目指します。