北海道日本ハムファイターズでは、事業統轄本部コミュニティリレーション部アカデミーグループに所属する池田剛基ベースボールアカデミーコーチが2018年4月1日付で北海道足寄郡足寄町(安久津勝彦町長)の教育委員会に任期付職員として採用されることになり、本日3月4日(日)、札幌・豊平区の球団事務所で記者会見を行いました。
当社としましては、足寄町の第6次総合計画に基づく「人を育てる学習・スポーツのまちづくり」を支援し、町民の皆さまの豊かな健康をはぐくみ、野球の専門指導等による次世代育成が企業理念である「Sports Community」の実現につながると考えております。同町とは2017年3月25日にパートナー協定を締結しており、その協定に基づく人材派遣事業となります。同様のケースとしては、現在、紋別市教育委員会に在籍しております浅沼寿紀元ベースボールアカデミーコーチ以来2人目になります。
「池田さんの職員採用に際し、球団のご理解ご協力に対しまして心より感謝申し上げます。スポーツの力をもって町の活性化を進めるにしても学校の先生方や地域住民に頼っていては、自ずと限界が来てしまいます。足寄高校野球部は昨年、6年ぶりに(連合チームではなく)単独チームとして大会に出場できた状況ではありますが、元々は野球熱が高い町です。池田さんはアカデミー事業で来町した際もコミュニケーション能力がとても高く、広い世代にわたって人と人との関係づくりにも長けた印象の方です。持っているノウハウを全て町民のために発揮していただき、野球の指導はもとよりお年寄りの健康維持、介護予防などにも貢献していただきたいと思います」
「足寄町と昨年3月にパートナー協定を締結し、町の考え方に共感、共鳴して今回の人材派遣事業に発展しました。熱い気持ちが我々球団を動かしてくれました。池田は北海道日本ハムファイターズとなって最初に入団した道産子選手で、引退から12年間、誠実にこつこつと大好きな子供たちのために球団に貢献してくれました。彼の存在が足寄町を元気にすることはもちろんのこと、十勝エリア一帯に多大な影響を及ぼしてくれることを大いに期待して送り出したいと思います」
「まずこのような機会を与えてくださった関係各所の皆様にお礼を申し上げます。プロ野球選手として3年間、アカデミーコーチとして12年間、この間に培ったものを生かして幅広い世代と触れ合ってスポーツによる町の活性化に貢献してまいりたいと思います。高校時代に甲子園に出場した経験もありますので、スポーツを楽しみながら立派な大人に成長してもらうことと同時に、チームが一つになって勝利を目指すことの大切さも伝えていけたらと考えています」
氏 名 | 池田 剛基(いけだ・ごうき) |
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生年月日 | 1984年8月5日生(33歳) 札幌市出身 |
略 歴 | 北海道鵡川高等学校(第74回選抜高等学校野球大会出場)-日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)(ドラフト7巡目、2003-2005)-株式会社北海道日本ハムファイターズ(2006から)事業統轄本部コミュニティリレーション部アカデミーグループ
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ポジション | 内野手 |
投 打 | 左投左打 |
足寄町内小中高校の野球少年団、部活動において指導者と連携を図り、練習方法や技術、体力の向上などについて補助的な指導を行う。その他は教育委員会の仕事に係る町民の体力づくり、スポーツ振興などに従事する予定。
-足寄町内小中高校の野球部活動状況-
○小学校1チーム 足寄スラッガーズ野球少年団
○中学校1チーム 足寄中学校野球部
○高校1チーム 足寄高校野球部