試合情報

4投手の継投で虎の子の1点を守り切り、2019年6月以来、3年ぶりの7連勝。BIGBOSSは1956年の岩本義行監督（当時東映フライヤーズ）以来、66年ぶりに球団新人監督の連勝記録に並びました。ファイターズブルーのビジターユニフォームを着用する「北海道シリーズ 2022 WE LOVE HOKKAIDO」の初戦で、今シーズンのホームゲームの戦績は22勝21敗で白星先行となりました。

ファイターズ上沢投手、ライオンズ高橋光成投手の投げ合いで両チーム無得点の膠着状態が中盤まで続きました。均衡を破ったのは4番・野村佑希選手の一振り。6回先頭の近藤健介選手が右二塁打で出塁すると、野村選手が2球目のカットボールをとらえて値千金の中越え適時二塁打を放ちました。

7連勝中はすべて失点が2点以下で、2試合連続の無失点勝利。守備も光り、5回無死二塁で右フライを捕球した淺間大基選手がタッチアップで三塁を狙った二走を好送球で刺せば、上沢選手の足に打球が当たりピンチが広がった7回1死一、三塁の場面では二塁ライナーで併殺に仕留め、エースの窮地を救いました。ホークス、イーグルスといった上位に続き、2位・ライオンズとのカード初戦も制し、上位3球団を相手に連勝を伸ばし続けるファイターズ。依然として最下位ではありますが、投手を中心とした競り勝つ野球で7月は9勝3敗と月間首位を走ります。

上沢投手
＜7回1/3　117球　打者28　安打5　三振4　四球3　死球1　失点・自責点0＞

「それなりにまとまって投げることができました。ピンチの場面でも味方のいい守備がありましたし、（淺間）大基の守りはすごく大きかったです。打球が当たった時はすごく痛かったですが、志願して投げました。後を抑えてくれたリリーフ陣にも感謝したいです」

「上沢君は最初1、2回、右足のためがなくてもう少し体重を乗せてと伝えたらよくなりました。（5回の）淺間君の守備（好返球）でさらに乗っていったので、大事ですね、守備は。1、2点差の試合が一番面白くて、結構今年ものにしていると思いますよ。（ファンの力について）そりゃそうでしょう、入ってくれて。徐々に積み重ねてきて、今の状態を保ってまた見に来たいと思ってもらうことが僕らの仕事。（66年ぶりに球団新人監督の連勝記録に並び）記録には興味がないんですよ。明日も取って、どんどん変えていくことが使命なので、あっと驚くことをやっていきたいですね」