試合情報

先発のポンセ投手は7回1失点の好投で待望の来日初勝利を挙げ、打線は木村文紀選手の一振りで逆転。雨中の接戦を制して、BIGBOSS就任後、初の5連勝となりました。

ポンセ投手は力のあるストレート、キレのあるカットボールをコントロールよく投げ分け、凡打の山を築きます。6回まで無失点に抑えていましたが、7回2死から2長短打で先制点を許してしまいました。

しかし、1点を追うその裏、打線がワンチャンスをものにします。ヌニエス選手の二塁打、石井一成選手の内野安打などで2死二、三塁となり、打席に木村選手が入ります。ここまで好投を続けてきた則本投手の速球を完璧に捉えた打球は左翼席へ飛び込む1号逆転3ラン。しびれる場面での値千金の一発にファイターズベンチもファンも歓喜に包まれました。

8回に1点を奪われたものの、9回は堀瑞輝投手が抑えてリードを守り切り3セーブ目。競り合いを勝ち切る粘り強さがチームに根付いてきました。好投を続けながら白星がつかなかったポンセ投手は来日5度目の登板でうれしい勝ち星を挙げ、チームも2019年7月以来3年ぶりの5連勝となりました。1年に1度の静岡開催でファンに白星を届けることができ、BIGBOSSも喜びに浸っていました。

ポンセ投手
＜7回　96球　打者28　安打6　三振8　四球1　死球0　失点・自責点1＞

「ようやく1勝することができて、うれしいです。今日はいつも通り楽しんで、チームの勝利に貢献するために、最少失点で切り抜けようという思いでした。木村さんが素晴らしい活躍をしてくれたので、みんなでつかみ取った勝利だと思います」

「（逆転3ランの木村選手は）よく打ちましたね。代打っていうイメージもあったけど、ファウルの形が良いので、そのまま木村君でいった。左中間ライナーでいくイメージだったけど、どかんと。結構興奮しました。今年一番興奮したというゲームが何回も何回もできていることが、すごい楽しいですね。ポンセも投げるたびに良くなっている。すごく落ち着いて見ていられる投球をしている。次も楽しみ。うれしい1勝だと思うし、僕たちもうれしい。（年に1度の静岡開催で）雨は降ってきたけど、良いゲームを見せられたかなと思っています」