試合情報

本拠地開幕戦となった3月29日(火)ライオンズ戦以来、入場制限上限となる2万人が詰めかけたゴールデンウィーク初戦。2点を追う9回に1点を返し、なお2死満塁の好機を作りましたが、アルカンタラ選手が空振り三振に倒れあと一歩及ばず悔しい敗戦となりました。

ファイターズ加藤投手、イーグルス田中将投手の両先発の投げ合いは、楽天生命パークで加藤投手が完封勝利を挙げた4月19日以来となりました。前回の対戦は2回に宇佐見真吾選手が放った2ランが決勝点になり、ファイターズが2－0で勝利。この日も2回にイーグルス田中和選手が左中間に2点本塁打を運んだ後は試合が動かず、図らずも同じような展開で終盤まで推移しました。加藤投手が投げる日はテンポよく試合が進む一方、打線の援護があれば、というパターンが目立つのも工夫が求められるポイントかも知れません。

ファイターズが北海道を離れていた間に例年より早く桜が咲き誇り、この日の札幌ドームもスタンドの熱気が感じられました。9回裏に2者連続三振に倒れた後から野村佑希、近藤健介選手の連打で1点を返し、さらに満塁と一打サヨナラの場面まで作った粘り。これを明日の試合に序盤から結びつけたいところです。

加藤投手
＜7回　100球　打者26　安打5＜本塁打1＞　三振7　四球0　死球0　失点・自責点2＞

「（田中和選手に浴びた）本塁打に尽きると思います。相手が素晴らしい投手なだけに、先制点は取られないようにと思っていましたが、スライダーが甘く入ってしまいました」

「9回2アウトから、ここから点取るぞという話をヘッド（コーチ）としていた。野村君ヒット、近藤君ヒットと最後粘ったし、成長してきている。惜しい試合。（好投した加藤投手について）ね、抑えているんですよ。ああいう1本は野球やっていたらある。（楽天の田中投手は）さすがのピッチング。なかなか点を取ることができないなとは思っていた。エンドランは当てられない場所ではなかったので、バットに当てられていれば。まあ、そういうこともありますよ」