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サムスン・ライオンズとの練習試合がビジターの赤間で行われ、ファイターズが13対1で大勝しました。

ワンサイドゲームで結果を残した選手が多い中、特に活躍を印象付けたのは本塁打を放った郡司裕也選手でした。7回1死一、三塁の場面、カットボールを完璧にとらえ、左中間へ3ランを放ちました。連日、練習試合で安打を重ね好調をキープしていますが「久しぶりに大きい当たりを打てたので、自信にしたい」とようやく納得の表情。今キャンプ、捕手ではルーキーの進藤勇也選手、6年目の田宮裕涼選手が打撃と強肩でアピールを続けており、ポジション争いはますます激化しています。それでも「自分でこじ開けて行くしかない。打ちまくって、首脳陣が使わざるをえないように」ときっぱり。三塁手や一塁手での起用が増える状況も、「ポジションが定まっていない以上、打撃でアピールしたい」と力強く話しました。

投手では先発の鈴木健矢投手が2回を無失点に抑えました。初回、先頭打者に安打を許すも、後続は緩急のある投球で、打ち取りました。2番手の北浦竜次投手も2回を投げ3奪三振の完全投球。今季はFAで移籍した山﨑福也投手や、メジャーでも実績十分なドリュー・バーヘイゲン投手が先発として計算されますが、新庄剛志監督は鈴木、北浦の2投手について「まずは先発として」と中継ぎ以外での起用もみすえています。

点差が開いての勝利も指揮官は「まだまだこれから」と評価は定まっていません。キャンプ中盤以降、レギュラークラスの出場が増え、対戦相手の出力が上がる中、どれだけ結果を残し続けるか、さらなるアピール合戦を期待しました。