• Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • YouTube

2011/01/11(火)

【#81】マスコットの記憶力

 このオフは長いですねぇ…。去年は僕達にとって久々に、日本シリーズもクライマックスシリーズもないシーズンとなってしまいました。なので結果的に言えば、全日程終了が9月の末。以来かれこれ3ヶ月以上経ってますから、ファンの方々はもう相当野球に飢えてるんじゃないでしょうか?おまけに、今オフは例年に比べて僕の出演するイベントもちょっと少ない気がします。ここ2年やってたディナーショーも、「今年はやらないの?」って時々聞かれるんですけど、残念ながら今オフは諸々の事情があって、開催はありません…ゴメンなさい!

 そんな訳で、なかなか会う機会がなくて寂しい思いをされてる方もいるかもしれませんが、いつも球場で会ってた皆さんと会えなくて寂しいのは、実は僕も同じです。僕的にはオフの間も幼稚園・保育園訪問があったり、このオフは年末に「212物語」の新作DVDキャンペーンであちこちの市町村を回るという試みもしていたりで、なんだかんだでずっと忙しくはしてるんですけど、やっぱり球場で顔なじみの皆さんにしばらく会ってないと、「早くまたあの子に会いたいなぁ…」「あの人は最近どうしてるかなぁ…」なんて思ったりしますよ。
 シーズン中は球場でよく会ってる人でも、オフになるとなかなかイベントに来られなかったり、逆にオフの方がむしろよく会うようになる人もいますね。まぁ事情は人それぞれですが、いずれにせよ、久々の再会の中で一番感じるのは子供達の成長の早さ。特に小さな子は、目に見えてどんどん成長していきますからね。昨シーズンの終わりにはまだ歩けなかった赤ちゃんがもうヨチヨチ歩いてたり、いつの間にかかなり喋れるようになってたり…。以前も書いたけど、ホント僕らの仕事って、そうした子供たちの成長をつぶさに見つめていくものなんだなぁ…って改めて感じる場面です。

 さて、そんな訳でお互いしばらく会えてないと、久々に会った時「B・Bは自分の事をちゃんと覚えてくれてるんだろうか?」「忘れられちゃってないだろうか?」なんて心配されてる方、いませんか?(笑)僕に限らず他のマスコットによく会いに行く方でも、そんな事考えてる方は少なからずいるんじゃないかと思います。そこで今回お話ししたいのは「マスコットの記憶力」。まぁ平たく言えば、僕らの側から見てファンの方々一人ひとりをどの程度覚えてるか、って事です。
 この事に関しては、他のマスコットに具体的に聞き取り調査した訳ではないので、僕自身の経験とか他のマスコットとの雑談の中で受けた印象からの推測になるけど、結論から言えば、僕らは結構お客さんの顔はちゃんと覚えてます。おそらく、皆さんが心配されるよりずっと、僕らの記憶力は良いと思いますよ♪
 僕の場合、球場やイベントで頻繁に会う人はもちろんですが、頻繁とはいかないまでもそこそこ定期的に会いに来てくれる人であれば、大抵は覚えてます。当然ながら、ただ写真とかサインのやり取りだけで終わってしまう人より、そこに少しでも会話などのコミュニケーションのある人の方が記憶に残りやすくなりますね。やっぱり僕らはある意味「人との出会い」を生業としてる訳ですから、その辺に関してはどのマスコットも、一般の人よりは無意識的に感覚を研ぎ澄ましてるんじゃないかと思います。
 ただ、僕らとてそんな飛び抜けた記憶力がある訳ではないので、あまり過剰に期待されてもちょっと困ったりしますね。時々、「ねー、私のこと覚えてる?」って何度も聞いてくる方がいるんですけど、何故かそういう人に限って覚えてない場合が結構あるんですよ。で、よくよく聞いてみると、だいぶ前に一度か二度くらいしか会ってなかったりする(^^;)。皆さんだって、もし毎日何百人という人に会っていたら、昔一度会ったきりの人の事を思い出すのはなかなか難しいですよね?それと同じことです。
 「覚えてる?」って聞いてくる方は、「うん、覚えてる覚えてる!」っていう答を期待してると思うんですけど…正直言って、覚えてない場合どうリアクションすべきか非常に困ってます(苦笑)。たとえウソでも「覚えてるよ!」って適当に答えれば満足してもらえるのかもしれないけど、でもそこから更に何かツッコまれたりしたら気まずくなるし…。第一嘘をつくのは苦手だし、かと言って「覚えてません」ってハッキリ言うのも角が立ちますしねぇ…。結局未だにどうしたものか分からずに、そんな時は何となくお茶を濁すほかない(^^;)。
 逆に、あえてそう聞いてこないタイプの人の方が、向こうの想像以上に僕の印象に残ってる場合もよくありますね。一概には言えないけど、僕の場合はグリーティングの時の会話の内容であったり、もらった手紙の文面が印象的だったりする人はやっぱり記憶の中に強く残ってて、次に会った時に「あの時の、あの人だよね?」ってジェスチャーで伝えると「え?ちゃんと覚えててくれたんだ!」って感激される事があります。「私のこと、覚えといてね!」って言われるよりも、自然と心に響く言葉や態度の方が強く心に残る――世の中って、面白いモノですよね。
 ただ中には、相当インパクトのある人であれば、一度会っただけでも強烈に印象に残る人もいる事はいますよ。まぁ一口に「インパクト」と言っても、良い場合と悪い場合とがありますが…。良いインパクトなら大いに結構(ただ、あんまり狙われても困りますが…笑)。だけど皆さんには、くれぐれも悪い方の「インパクト」で覚えられないようにお願いしたいですね。

 これはファンの皆さんが選手に接する時にも、同じ事が言えると思います。選手もよく会いに来るファンの方の顔は結構覚えてるものだと思いますし、むやみに「私の事覚えてますか?」って聞かれるのも困ると思う。あまりにもマナーが悪かったりすると、悪い意味ですぐ覚えられちゃう人もいるでしょうしね。――なんか最後にはまた結局マナーの話になっちゃいましたけど(^^;)、要は僕達マスコットも、基本的にはファンの方々の思う以上に皆さんの事はちゃんと覚えてるってことです。だからそこんとこは安心してくださいね!(^^)