北海道日本ハムファイターズでは11月9日(金)、海外フリーエージェント(FA)権を保有している宮西尚生投手と来季契約合意に達しました。宮西投手は札幌市の球団事務所で会見を開き、海外FA権を行使せず、残留することを表明いたしました。
宮西投手はすっきりとした表情で会見に臨みました。今回が「FA権行使の最後のチャンスかもしれない」と思い悩んでいましたが、球団側と話し合いを進める中で、「これだけ投げてきて、自分の肘はいつ爆発するか分からない。それでも球団側は不安視せず、いい評価をしてくれた。安心してファイターズで野球をやっていけると確認できた」と会見で明かしました。
また、2023年に開業を予定しているファイターズの新球場にも言及しました。「球団の方から新球場でも投げ続けてもらいたい、そこまで頑張ってもらいたいと言われました。自分もあの新しい球場で投げたいなと思いましたし、新たな目標を掲げてやりたい」と5年後も勝ちパターンのリリーバーとしてチームに貢献したい思いを語りました。
今シーズンはプロ野球の最多ホールド数、最多ホールドポイントなど数々の記録を塗り替えました。今後も投げ続け「抜かれないぐらいの記録を」と意気込みます。ルーキーイヤーから11年連続で50試合登板をマークする鉄腕は、残留の決め手として最後にファイターズのファン、チームメートへの愛着を口にしました。
「ファイターズが好き。それが一番。覚悟を決めて最後までファイターズに貢献したい」