2017.04.15 SAT
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広報レポート<好打者のリズム>

本塁打を放つ近藤選手
ハイタッチを交わす西川選手

6回まで2安打に抑えられていた美馬投手に対峙したのは近藤選手でした。内角に入ってくるスライダーを引っ張り、右翼席へ持って行きました。昨日の本塁打に続き、2試合連続となりました。8回には西川選手が逆方向に左越えソロを放ちました。一時はホームラン攻勢で1点差まで追い上げましたが、あと一歩及ばず。連勝を挙げたあとに、連敗を喫してしまいました。

停滞する打線を鼓舞した近藤選手の打席。1打席目は四球を選び、2打席目は内角高めの変化球にバットが回り、空振り三振を喫していました。ベンチ裏では、ボール気味の球に手を出してしまったことが、よほど悔しかったのか、自分の打席を振り返っていました。「最後のボールでしたかね。カット系のボールを狙ったほうがいいですかね」。スコアラーの意見を取り入れながら、次の打席に向けて準備をしていました。

その直後の出来事でした。第3打席、内に入ってきたスライダーを完璧に捉えました。「その前の球もスライダーでしたし、ずっと内角を攻められていたので、多少頭にはありました」。まさに読みが当たったのか。だとしても、イメージを体現することは簡単なことではありません。4割と高打率をキープする好調の要因はここにありました。以前、大谷選手が「百発百中で動けるようにしたい」と話をしていました。理想の素振りはできたとしても、相手がいる試合の中で自分のスイングをすることは非常に難しいことです。バッテリーとの読みあい、投手が動き始めてタイミングを取る動作、走者の有無によっては、様々なシチュエーションが生じます。その中で、結果を出すことは想像以上に難しいはずです。簡単に打ってるように見える近藤選手のバッティング。いろいろな要素が含まれていることは言うまでもありませんが、近藤選手の「今年は首位打者を狙う」という言葉は本気のようです。

チームの借金は「6」に膨れ上がりましたが、まだまだこれからです。近藤選手のように個々が能力を発揮すれば、チームの流れも変わってくるはずです。窮地に追い込まれた時にどう立ち振る舞うか。“逆襲”に向けて真価が問われるときです。

先発投手コメント

先発の有原投手

有原投手
<7回 99球 打者31 安打8 三振0 四球1 失点・自責3>

「立ち上がりは良かったんですけど、(5回に)先制点をあげてしまった。ホームランのあとも、ヒットが続いて点を取られてしまったので、1点で抑えるべきでした。(7回は)これ以上、点はやらないという気持ちで投げました」

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