2017.04.11 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
1
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
H
3
9
0
6

広報レポート<連敗の中に見る希望の光>

ヒットを放つ田中賢選手
雪だるまサングラスでチームを鼓舞

トンネルの出口を、懸命に探しています。ファイターズは6連敗を喫しました。開幕直後で10試合を経過し、残り133試合ありますが、借金とも表現される負け越しは6です。さすがに空気は良いとはいえません。平日のナイターにも関わらず、約3万人の来場者の方々でスタンドは埋め尽くされました。チャンスでの熱いエール、そして好機を逃した時のため息。大きな期待を背負ってスタートしているシーズンであることを、あらためて自覚する一戦になりました。温かい思いに応えられない選手たちが一番、痛切に黒星をかみ締めていることは間違いありません。

献上した先制点が決勝点になりました。珍しい高梨投手のボークだったことが象徴するように、悪い流れを断ち切れずにいます。湿りがちな打線が2試合連続の無得点で、直近3戦で1得点。開幕から10試合で、先制点を奪えたのは2試合のみ。この試合でも序盤の先制のチャンスを逃したことが響き、厳しい展開へと向かっていった気がします。それでも三塁側ベンチから1プレー、1球ごとに沸く、活気ある声が希望の光と見ています。主力と期待されていた選手が続々と故障、アクシデントなどで一時離脱はしていますが、若いチームです。かみ合い始めた時に、この状況でも失っていないハツラツさが逆襲への推進力になるのではないかと想像しています。

試合前には、ほのぼのした1シーンがありました。ベテランのバットマン、矢野選手です。今シーズン応援大使を務めるのが、安平町。雪だるまで町おこしをしています。プレゼントされていたのが、雪だるま型のユニークなサングラス。キャンプ期間中に、栗山監督も着用して周囲を爆笑させた逸品です。矢野選手は練習中にクラブハウスへと姿を消しました。「ちょっと、いってきます」。自身のロッカーから、雪だるま型のサングラスを手にしてグラウンドへと戻ってきました。装着して、栗山監督と絡み合いました。笑いを誘い、なごませたのです。苦悩しているであろう指揮官を、癒したのです。

まだまだ、選手たちは元気です。活力も、周りを思いやることができる心の余裕もあります。春本番は遠いですが、きっとファンの皆さんの願いに応えられる戦いができる日が来ると信じています。

先発投手コメント

先発の高梨投手

高梨投手
<5回 112球 打者23 安打4 三振5 四死球5 失点・自責3>

「無駄な四球が多く、ボール先行になってしまいました。不利なカウントで打者と勝負するケースが多くなってしまいました。先取点も与えてはいけなかった。ボークで失点するまでの前の過程で何とかしなくてはいけなかったです。(制球の乱れは)感覚の部分なので、次回へ向けて修正していきたい。ボークは踏み出した左足(のかかと)が地面に引っ掛かってしまいました。マウンドは降りましたが、全力で応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.高梨投手は5回3失点の内容でした
「よく粘ってくれた。よく考えて投げてたよね。点を取ってあげられなかった」

Q.チームは6連敗と苦しい状況に陥っています
「いるメンバーでやるしかない。試合を取れるようにやります。大きな流れを作らないといけない。一球一球必死に、強い気持ちでやっていきます」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート